「NLPタイプ診断」解説 ■優先表象体系 「5感のコミュニケーション」で 情報の処理、記憶をする

★目を使う ★耳で聴く ★体を動かす ★鼻でにおいを嗅ぐ ★口で味わう
NLP表象体系とは、人間の5つの感覚(視覚、聴覚、身体感覚、臭覚、味覚)を用いて表現、記憶、
情報の整理などのコミュニケーションを体系化した仕組みのことです。
人間は、自分の過去、現在の『経験』を5つの感覚から入力された「外部刺激」を情報源として理解、記憶の処理をしています。
その際、「外部刺激」が入力され情報処理される時に、5感のフィルタを通じて、頭脳に記憶されます。
とくに、NLPの表象体系に関しては、人が最も利用する ★見る ★聴く ★身体の感覚の3つがとても重要視されます。
不思議なことに、「見たこと」「聴いたこと」「実際にやったこと」は、脳に別の形で記憶されます。さらに、
この三つの感覚をすべて利用することによって、
自分の脳力が高めることができるようです。
とくに、普段に利用していない感覚を使ったり、新しいことを学んだりすると、脳細胞の結合が増えると言われています。
さらに、
脳には、5つの感覚 を 『三つのフィルタ』プロセスで、形を変えて、自分の頭脳に情報処理されます。
『神経的フィルタ』 ・・・ 頭脳の神経系統を通して表現されること
『社会的フィルタ』 ・・・ 人が属する社会や文化、慣習など
『個人的フィルタ』 ・・・ 個人の過去の経験、価値観など
・・・誰もがこの3つのフィルタを持っています。
まず、ここでは、5つの五感のうちよく利用される3つのタイプ(VAK)のNLP表象体系のタイプを知ることによって、
より自分自身のコミュニケーション面、学習面などの潜在能力を飛躍的に高めることが期待できます。
例えば…
『コミュニケーション』では、
■自分が、V(視覚)タイプ なら → 表情や外見、描写、色彩表現など視覚を利用して、相手と対話をすることが得意
■自分が、A(聴覚)タイプ なら → 声の高低、抑揚、音程など音の表現を利用して、相手と対話するのが得意
■自分が、K(触覚)タイプ なら → 運動、体を使ったコミュニケーションなど身体を利用して相手と対話するのが得意
…また、相手のタイプを仕草、行動などから読み取り、相手が最も吸収しやすい伝達方法にあわせることにより、
信頼関係(ラポール)が生まれ、相手に理解されやすくなるというメリットがあります。
■相手が、V(視覚)タイプ なら → 表情や外見、描写、色彩表現など視覚を利用して、わかりやすく話す
■相手が、A(聴覚)タイプ なら → 声の高低、抑揚、音程など音の表現を利用して、わかりやすく話す
■相手が、K(触覚)タイプ なら → 運動、体を使ったコミュニケーションなど身体を利用して、わかりやすく話す
・・・人前で立って話すような、講演会、講習会、発表会では、 プレゼン資料に図やイラストを入れてわかりやすくする。
話す声のスピードや抑揚を変えて、飽きないように話す。 体を動かすようなワークを取り入れて、実際にやってみるなどが
3つの感覚にインプットできるような要素を取り入れるのが、いいと思います。
『勉強・学習』では、
■自分が、V(視覚)タイプ なら → 絵や図、言葉、記号など映像から情報を学習する能力が高い。
■自分が、A(聴覚)タイプ なら → 自分で声に出したり、講義などで、先生の話を聴いて学習する能力が高い
■自分が、K(触覚)タイプ なら → 手で書いたり、実際に自分でやってみたり、身体を使って覚える能力が高い
・・・もちろん、見て、聴いて、書いてというプロセスが、最も記憶に残るとされています。 三つの学習タイプを組み合わせると
より効果的です。 あらゆる方法で、情報を吸収できるとが学習における潜在力が高まります。
※参考文献:コリン・ローズ 「加速学習」 ダイアモンド社 など
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